
レザーブルゾンなどのウエアをはじめ、バッグやシューズ、財布やベルトなど、身の回りには様々な革製品がありますよね。

ぼくのショップでもたくさんの革製品を取り扱っています。
ご購入いただいたお客様から、革製品のケアについて聞かれることが多いので、今回は簡単な革製品のお手入れについてまとめてみます。
革製品で気を付けないといけない事
革はそれほどデリケートな素材ではありません。むしろ布帛に比べればかなり丈夫な素材ですので、革製品だからと神経質になる必要はありません。
しかし、大事に使えば何年も使える革製品でも、注意しないといけない事はあります。
1.カビ
革製品は着用したり日常的に使っているうちはカビが生えることはほとんどありません。
しかし、ウエアならシーズンオフのクローゼット、バッグや財布なら使わずにしまっている時にカビが生える事があります。
特に食べ物や飲み物の汚れが付いたままだったり、湿気の多いところにしまったり置いた場合は、かなりの確率でカビが生えてしまいます。
ぼくの経験だと、一度カビが生えてしまうと完全に除去するのが不可能です。
クリーニングなどで落ちたように見えても、しばらくするとまた同じとこにカビが生えます。
また、カビが生えたものをクローゼットに入れておくと、他のモノまでカビが生えてしまうので、カビが生えたモノは即座に捨てるようにしています。
2.乾燥によるひび割れ
革のウエアを直射日光のあたるところに何カ月もかけて置いたり、バッグや財布などを直射日光のあたるところに長期間置きっぱなしにすると、表面が乾燥し、ひび割れることがあります。
ひび割れが起こるにはかなりの時間がかかるのでそれほど頻繁には起こりませんが、ひび割れが起こった場合は修復できないので注意が必要です。
3.汗や皮脂による変色や臭い
ウエアが直接肌に触れるような着方(ブルゾンなどをTシャツの上に着るなど)をした状態で汗をたくさんかいたり、財布などを尻のポケットに入れて汗をかいたり、そういう状況が続くと、汗や皮脂で変色したり、異臭がするようになります。
こうなった場合も修復するのはほぼムリなので注意しましょう。
以上の3点が革製品を使用する上での注意点です。
2と3は普通に使っていればそこまでいかないケースがほとんどなのでそれほど気にしなくてもいいんですが、1のカビは注意してくださいね。
カビ対策の一環として、クローゼットには除湿剤を置いておくのをお勧めします。
革製品に関するよくある質問
ここではショップでぼくがよく聞かれる質問と回答をまとめてみました。
Q:雨に濡れたらどうしたらいい?
A:乾いたタオルで水滴を取り(ゴシゴシこすらない事)部屋の中の直射日光のあたらない場所に干して乾燥させます。
Q:雨に濡れたらシミになりませんか?
A:濃色(黒やネイビー、こげ茶など)のものはそれほど気にしなくて大丈夫ですが、キャメルやヌメ革、サックスなどの淡色はシミが残る可能性があります。
乾けば気にならないくらいになることがほとんどですが、心配な場合は雨に当たらないようにしましょう
Q:防水スプレーを吹いた方がいいですか?
A:防水スプレーで雨を完全に防ぐために、どのくらいの量を吹けばいいのか、また効果がどのくらい持続するのかがわかりにくいうえ、防水スプレーを吹くことで革への影響(変色や柔らかさ)が出る可能性があるので、あまりお勧めしません。
Q:食べ物などで汚してしまった場合は?
A:飲食物や汗などの皮脂で汚れた場合は、専用のクリームで汚れを落とします。
乾いた柔らかい布(古くなったTシャツがおすすめ)に少量付けて汚れを落とします。
Q:シーズンが終わったらクリーニングに出した方がいいです?
A:革のクリーニングは高額なうえ、革の質感(色味や柔らかさ)が変わる可能性があるため、できるだけ出さないのを推奨しています。
ただし、汚れたまましまうのはカビが生える原因になりますので、汚れた部分(飲食物の汚れや衿、袖周り等)を専用のクリームを使ってキレイにしてしまってください。
Q:普段のお手入れは?
A:基本的に何もしなくて構いませんが、乾燥してカサカサしてきたような感じなら、保湿剤があるのでそれをごく少量塗り込みましょう。
汚れを落とす時と同様、乾いた柔らかな布(古くなったTシャツがおすすめ)にごくごく少量を付けて塗り込んでやりましょう。
以上、簡単な革製品のお手入れでした。

今回紹介しているクリームや保湿剤は、ぼくも使っていますが、一つあると何年も持つので、革製品を使っている方は持っておくといいですよ。
クリームや保湿剤を使用する際は、
・使う前に目立たないところで色落ちしないかを確認してから使う
・くれぐれも付け過ぎない
この2点に注意してくださいね!





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