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新人教育

◆ちょっと空いちゃいました。
仕事のほうでいろいろとトラブルが続いてしまってバタバタしてました。

その中の1つに「新人の教育」がありました。
現在、ぼくの会社には社員、アルバイトで入社3ヶ月程度の新人が4名いるんですが、なかなか上手く育ってくれず苦労しています。

それでも辞めないで続けているのがまだ救いなんですが、教える側のスタッフにとっては頭痛の種で、「どうすればいいのか?」の自問自答に苦しんでいるようです。

そこで、ぼくは新人達のこれができないあれができないをリサーチしたうえで、教えているスタッフの新人達に何が足りないのかを聞いてみて、1つの答えが出てきました。その答えとは…

ぼく達の仕事はアパレルと言っても「商売」ですから、スタッフには流行や洋服の知識、センスと同様に商売のセンスが要求されます。
商売のセンスとは、会話によって相手(お客様)の購買意欲をかき立てなければいけないんですが、若い子達は初対面の人と会話でコミュニケーションをとるのが苦手なようで、これがネックになって洋服を売ることができないんですね。

DCブランドのショップはたとえTシャツ1枚でも「コレください」で売れることはほとんどありません。
何を買ってもらうにしてもお客さんとの対話によって商売の成否が決まります。
お客さんの欲しがっているものはどういう物なのか?何があったらいいのか?など、お客さんとの会話から推理して商品を勧めていかないといけません。

ぼく達が学生の頃は、彼女ができて夜、話しをしたいと思ったら彼女の家に電話して、彼女の家族と話しをしないといけませんでした。親に気に入られないと取り次いでさえもらえませんから、言葉遣いや声のトーン、話し方などずいぶん気を使ったもんです。
会うにしても、今のようにファーストフード店やファミレスもそんなになったですし、カラオケボックスもありませんでしたから、お互いの家で遊んでました。
そこで、相手の親にちゃんとあいさつできないと、「あんなヤツと付き合うんじゃない!」なんて言われてしまいますから、そこでもまた気を使ったわけです。

ところが、現在20歳くらいの子だと、中学生でケータイを持ちはじめます。
彼女と連絡を取るのもケータイかメールで直接本人につながりますから親は出る幕はありませんし、互いの家に行かなくても2人きりになれる場所はいくらでもありますし、相手の家に行くときは親の留守を狙って…ってな具合ですから、自分の周りの仲間以外の人と会話してコミュニケーションをとる必要がないんですよね。

こんなところが商売をするには辛いんでしょうね。
若い子が伸びないのはぼくのところに限らず、他の会社でも同じでしょうから、何か彼らに会話のトレーニングをしてあげないと、ず~っと何もできないまま、「この仕事は向いてない」なんてあっさりリセットされちゃいます(笑)

ホントに困ったモンですね~。

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