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哀愁…

◆ビル閉店に先立って
ぼくの隣りの店が撤退しました。今日からはバーゲンセールの会場となります。

思い起こせば、ぼくが会社を辞めて独立した時、隣りは郡山でも1番大きな販売会社でした。
で、隣りに立っていたそこのボスが、東京からやってきたぼくを潰すべく、いろいろ姑息な妨害やいやがらせをしてきてたんですよね~。ホントに辛い毎日でした。

「こんな田舎のお山の大将になんかに負けるか!どういう相手に喧嘩を売ったのか教えてやる!」

そんな思いだけで毎日売り場に通ってました。

で、いつしか形勢は逆転し、そのお山の大将は郡山を去っていきました。
そして、本拠地であったその店は、ビル閉店を待たずして撤退。
本来なら「ざまぁみろ!」と思うところなんですが、なんだか心境は微妙です。

いやがらせをしていたメンバーも全員いなくなって、今いる連中はいいやつらなんですよ。
ボスの残した「負の遺産」を背負って一生懸命やってました。そんな彼らを毎日見てましたから、とても「ざまぁみろ!」という気持ちになれません。

どうせなら最後の最後までライバル店として売上を競いたかったんですが、もうそれもできなくなっちゃいました。そう思うとなんとなく寂しい気持ちにさえなってます。

「哀愁」まさにこんな気持ちなんですよね。
まあ、ぼくとしても「明日はわが身」。気を引き締めていかないといけないようです。

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