ネットで洋服を買ってみて…

◆ちょっと前になりますが、

ネットで欲しいブルゾンを見つけたんです。
郡山には無いブランドのものでした。

ぼくは基本的に洋服は仕事用もプライベート用も自分のとこ(テットオム)のものを着ていますが、扱ってないアイテムや気になるものがあったりするじゃないですか。

今までそういう場合は東京に出張に行ったついでに買ってきてたんですが、コロナ禍の昨今では東京に行く機会もつもりもなくなっちゃいましたもんねぇ。

なもんで、初めてネットで買ってみることにしました。

ぼくも長いこと洋服屋をやってますけど、ネットで洋服を買うのは水樹奈々のライブグッズ以外では初めてです。洋服以外でもサイズが分かってるブランドのスニーカーくらいしか買った経験がありません。
なので失敗しないようにと、ちょっと緊張しましたよw

ぼくが欲しかったのはブルゾンなんですが、サイトの写真や情報でわかることって、

・全体のデザイン
・色
・主要部分の寸法
・素材(の名前)
・モデルが着た雰囲気

だけなんですよね。

でも、洋服を選ぶ時ってそれ以外に、

・生地感(素材の手触りや柔らかさ、厚み、重さ等)
・裏地のあるなしと素材
・内ポケットなど内側の造り
・袖通り(袖裏のある無しや素材)
・着用感(着心地やサイズ感)
・実際自分に合うのかどうか

も大事じゃないですか?
なんならこっちの方が大事じゃないですかw
でもサイトの情報だとそのほとんどは知ることができません。

これだけの情報で自信を持って買えるものがあるとしたら、過去に買ったことがありサイズのわかるブランドのTシャツやデニム、チノパンみたいなベーシックなものだけなんじゃないでしょうかねぇ。

よくECの売上比率が云々という話を聞きますが、これじゃあ(特にメンズは)中軽衣料の安いモンしか売れないだろうし、「サイズがデカい分にはオシャレ」みたいなトレンドにしておかないと通販や古着は売れないんだろうなぁと、なんて思っちゃいますね。

そんな事を考えながらサイトの少ない情報を元にお目当てのブルゾンを購入し、2日後に届きました。
はたしてぼくが想像していたものが来たんでしょうか。

送られてきたブルゾンは、

・生地は思ったよりも随分薄い
・袖の通りは良好
・内ポケットは片側のみ(両側欲しかった)
・寸法から想像したよりも小さい

ものでした。
まあデザインは今っぽくゆるい感じなのはわかってましたが、サイズが想像してたよりも小さいというのが腑に落ちません。
本職なので主要部分の寸法がわかれば自分が着た感じは大体想像できますからね。

で、実際に採寸してみました。
すると、サイトに載っていたサイズと裄丈で1㎝、着丈で5㎝も違っていました。

裄の方はまだ許せるとしても、着丈の5㎝は、サイズで言えば2サイズ分くらいの違いがあります。

これではちょっと着れないなということで、サポートに事のいきさつとサイズ交換して欲しいという連絡を入れました。

程なくサポートから返答があり、ひとつ上のサイズに交換してくれることとなり、3日後に代替品と返送用の着払い伝票が送られてきました。

送られてきたブルゾンを着てみると、着丈は丁度いいものの身幅がデカい。
ただ、最近のブルゾンならこんなもんかという感じもします。

というワケで最初に送られてきたブルゾンを梱包して送り返し、注文から8日で一件落着。

結果、買ったブルゾンは結構気に入って使っています。
が、店頭で触って試着できる状態でこのブルゾンを見つけたら買ったかどうかというと…
買わなかったんだろうなと。

ネットで洋服、特にアウターを買うのって難しいなというのが、今回買い物した印象でした。

やっぱり洋服って着て触って買うものなんじゃない?そう思いました。

「ネットで洋服なんて買えないよ!」
というお客さんおが多いのも、身を持って感じた次第ですw

国内アパレルブランドの不振の要因としてEC化の遅れがよく挙げられますが、果たしてそれが本当に大きな理由なんでしょうかねぇ…

特にジャケットやブルゾン、コートなどの高単価のアウターなら、素材の生地感や風合い、サイズ感、そして実際に着てみて自分に合うのかどうか、店舗に行って見て触って試着するというプロセスは必要なんじゃないですかね。

やはり、上質な素材、上質なデザイン、上質な仕立てのアイテムでそれぞれのブランドのスタイルを表現するという、消費者が求めているブランドの役割を果たしていないということが、現在の国内ブランドに1番足りないものなんじゃないのかなと、改めて思いました。

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