◆ あれは今年の
春頃だったでしょうか。
我が家のデミオを買い換えようかという話が持ち上がりました。
元々デミオは義母のクルマなんですが、燃費の悪いCX-7の代わりに通勤などの普段乗りにぼくが使うことが多くなってたうえに、親父がクルマを運転できなくなり家族の送迎が増えたので、もっと燃費の良いやつに買い替えようよ、という事だったんです。
なのでCX-7の方はまだ乗るつもりで6月に車検を通したところでした。
しかし、歳を取ってきた家族から、大きなCX-7の乗り降りがキツいという声を聞き、
「だったらいっそのことCX-7の方を買い替えたらいいんじゃない?」
というカミさんの至極もっともな意見により、CX-7を買い替えることとなりました。
これが8月に入った頃の話です。
CX-7は2007年に買って以来、ぼくの相棒として大事に乗ってきたクルマなので手放したくはなかったんですが、今年で夏タイヤも冬タイヤも買い替えだったので、まあいい頃合いだったのかもしれません。
新しいクルマを買うとして、下取りに出すCX-7の相場ってどのくらいなんだろと、いろいろ調べてみましたが、さすがに13年も前のクルマにはほとんど値が付かないようでした。
調べていく中で、ディーラーに下取りに出すよりも買い取り業者に売ったほうが得だということがわかり、評判のいい4社に見積もりを出してもらいました。
で、1番高値を付けてくれたところに引き取ってもらうことにしました。
ぼく的には、次のクルマが決まってから…なんて思ってたんですが、古いクルマは1日単位で価値が下がっていくので、とにかく早く引き取らせて欲しいという事だったので、4日に引き渡すことになったんです。
なんだか展開が早くて実感が湧かなかったんですが、とにかくもうすぐCX-7とさよならだと思い、移動の合間に写真などを。
何年経っても色褪せないこのデザインが、1番のお気に入りです。
なんて呑気にしてましたが、あっという間に引き渡しの日がやってきました。
前日にクルマの中をキレイに片付け、ナビのデータを全クリア。
HDDに録りためたアルバムもマイホームのマークも全部なくなりました。
4日は早起きして純正アルミの付いた冬タイヤを積み込み、すべての準備が完了。
いつもよりも早く家を出て、出勤前のちょっとの時間ですがカミさんと最後のドライブに。
カミさんはこれでCX-7とお別れです。
そして夕方。
業者のところに持っていくため、いよいよぼくも最後のドライブとなりました。
小雨の降る中、ちょっと遠回り。
このシートの座り心地、このステアリングの握った感じ、力強い加速感、これで最後なんだなと、いよいよ実感が湧いてきて、なんだか胸がギュッとなります。
程なく業者のところにCX-7を送り届け、最後のチェックを受けて引き渡し。
これで13年来の相棒CX-7とお別れです。
ありがとうCX-7。
いいオーナーに巡り会えるのを祈ってるよ!
そして業者の方に駅前まで送ってもらって店に戻りました。
◆こうして
相棒との別れを体験したわけですけど…
もうね、とんでもない喪失感ですよホントに。
ホントに泣く寸前でしたからねぇw
まあとにかく、ぼくのようにモノに感情移入しちゃうヤツは、13年も同じクルマに乗っちゃダメですよね。
今回はホントに身にしみました。
次の相棒はまだですが、燃費の良いコンパクトなヤツにします。
今度は感情移入も程々に…
ならないんだろうなぁきっとwww
しばらくは義母のデミオとオヤジのカローラに、ぼくの足となって働いてもらいましょう。
コメント
>ランさん
ありがとうございます~(T_T)
クルマってのはホントに思い出がいっぱいで、手放す時の寂しさは格別ですね。
そういえば、ランさんをホテルに送っていきましたね。
なんだか遠い昔のようです…w
次の相棒が来るまで一生懸命働きますよw
こんにちは!
大事にされていた相棒との別れは、言葉になりませんね。
致命的な故障等でもあれば、また違った気持ちの整理も出来たかもしれませんが、13年もの月日は長い様で、短かった様な、まるで身体の一部を失った様な、そんな喪失感さえ感じます。
そんな大切にされていた相棒に一度乗せて頂けた事に、とても感謝しています。