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MG陸戦型ジム #12 ~完成!そして写真撮影~

◆昨日
撮影機材をセッティングして撮影しました。

赤やオレンジって、写真だとなかなか現物の色が再現できません。
なので、昼間の自然光で撮ってみました。

ところが、撮影した写真を見てウェザリングをかけ忘れてる部分を見つけちゃいました。
フレーム色のところがほとんどそのままでした…orz

見なかったことにしようかなとも思いましたが、ここまで来てそりゃないよと、仕方なく今朝早起きして仕上げの続きを。

ついでに砂埃の甘い部分も修正できたんで、やっぱりやってよかったなと。

そして2度目の撮影。今度こそ本当に完成です!

■ 機体解説

UC0083年、オーストラリアのトリントン基地に配属されている機体。
陸戦型ジムは0080年にロールアウトされていますので、歴戦を戦い抜いたロートルな機体です。

トリントン基地所属の第24小隊は、このオレンジ色の陸戦型ジム5機で編成され、多くの戦果を挙げ、「ケーブルビーチの夕焼け部隊」と呼ばれていた。

と、こんな設定をアタマに制作を進めました。
このキット、モデルグラフィックス誌のジムサミット参戦用に制作しました。

キット限定のコンテストですが、指定MGを使用する場合は、塗装勝負という事で、改造は評価の対象外(最新の号ではある程度いじるのは認めるような事が書いてありますが)となっています。

しかし、いくら評価の対象外と言っても、ぼくの作品は展示会にも出しますし、他のイベントにも一緒に行く事も多いと思いますので、ぼくの納得のいくように作りたい。そう思って、最小限の改修&改造はやりました。

ゲート跡やパーティングライン、ヒケの処理は改修以前に当然やるべき部分ですが、オリジナルの部分では、胸部、肩、二の腕、腕、腰回りアーマー、太腿(前後)、脛部(前後左右)、足の甲、接地部分にスジを彫りました。

また、胸部サイド、ティンコガード、足の甲に、オリジナルのパーツをプラ材で作って追加。

ビームライフル、マシンガンには、銃口を中心にメタルパーツを使用して、精密感をアップさせています。

この陸戦型ジムは、のっぺりした部分が多く面が間延びしているのが目立つので、それを埋めるという意味と、単色塗装のため、グラデーションが映えるように、いろいろとディテールを追加しました。

カラーリングは、
フレーム部は黒の上に黒鉄色を吹き、フラットでコート。

オレンジの部分は、オレンジ+シャインレッド+シルバー。ベースブラウンをエッジに吹いた所に吹きます。

茶色の部分は、オレ専用06Rで使用した茶色をそのまま使用しています。

ライフルのベージュも、06Rのベージュを使いまわしました。

マシンガンの弾倉は濃緑色。

これらはすべて75%フラットでコートし、少し光沢を残しました。

デカールは、連邦軍や基地のマークなど、目立たせるべきものは目立つように、コーション系は控えめなモノを多めに貼りました。
段差が出ないように、クリアーを2層吹いた後にコートをかけてあります。

スミ入れとウォッシングはエナメルの黒。
胸部が割れましたが、流し込みでリカバリして、チッピングでごまかしてあります。

ウォッシングの後に、全身にオレンジでドライブラシをかけます。
塗装色よりもだいぶ明るいオレンジですので、全体の明度がかなり上がりました。
もともとそうするつもりでいたんですが、思った以上に効果があってビックリです。

茶色や黒鉄色の部分は、クロムシルバーでドライブラシをかけてみました。

ドライブラシの後にハルレッドでチッピング。
筆じゃなくて爪楊枝を使うのがポイントです。

ここまででかなり中古感が出ましたが、もうひと手間。
白、黒、赤茶、ベージュのパステルを粉にして混ぜて、下半身をメインに叩きつけてあります。
パステルはツヤがないので、面の中央部はツヤが残りエッジに向かってツヤ感がなくなっていくという退色感も出せます。
コレが好きで、ぼくは陸モノを作る時には必ずパステルを使ってます。

以上、陸戦型ジムの制作記でした。
久しぶりにやろうと思った事がやれたような気がします。
大きな改造はなかったですが、勉強になりました。

今年は06R、この陸ジムと素組みが連発ですが、どちらもかなり勉強になったのが意外な驚き。
基礎の大事さを学ぶ1年ですね。

さ、次はいよいよ本格的にタコ♪

会社が再開するまであと1ヶ月。
始まったら年内はほぼ休みナシなので、今のうちにガンガンやるじょ~!

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