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郡山の桜の名所がなくなってしまった

◆通勤途中にある

逢瀬川と国道旧4号線の交わる河川敷は、郡山の隠れた桜の名所でした。

2016年。信号待ちの橋の上から。
この逢瀬川の河川敷は、国道から西側に2キロくらい、両側に桜を見ることができます。
ぼくが小学生の頃から見てますので、だいぶ古い桜並木なんです。

この桜並木は国道のところまであるんですが、国道から500mくらいのところに新しい橋を作っていて、その工事と並行して堤防工事が始まり、桜が伐採されました。

上の写真のところが、昨年の暮れには、

こんな感じに。
もう片側の伐採も先週から始まり、今朝通ってきたら、

桜の木はすべて切られてしまいました。

何年に1度起こるかどうかわからない災害に備えないといけないというのはわかってるつもりなんですけどねぇ。
なんだかモヤモヤします。

昨年の春、

ここの桜は通勤のときの癒やしのスポットでした。
桜の時期になると、カメラをぶら下げた人たちと集まってきた鳥たちの鳴き声でちょっと賑やかになったりして…。
そんな郡山の桜の名所がなくなってしまいました。

切られた桜の太い幹。
ここまで大きくなるのに何十年かかったんだろうと思うと悲しくなります。
難しいのは承知の上で、伐採ではなく移植という選択肢はなかったのかとか、せめて桜の花が散ってからにしろよとか…

もうこのキレイな桜の景色はもとに戻すことはできません。
桜を見れるスポットが多いというのが、薄汚い郡山の数少ない「いいところ」なのに、本当に残念です。

ちなみに、ぼくが覚えている限り、ここは川の水が堤防を越えたことはありません。
「やんなくてもよかった工事なんじゃないの?」
こみ上げるそんな思いを胸に、明日からまたこの道を通って通勤します。

桜たちよ、今までありがとう。

コメント

  1. […] 今までは出勤途中に桜並木があったんで、大体の予想はできたんですが、すべて伐採されてしまいそれもできなくなりました。 […]