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悲しみと感謝と

◆ ちょうどひと月前の

1月28日、オフクロが他界しました。
86年の生涯でした。

昨年末あたりから寝たきりのような状態になっていて、年が明けてからは入所しているホームから呼ばれることも増えていました。

食事も水もだんだん少なくなっていっていたので、ぼくも覚悟はできていたつもりではいたんです。
亡くなる前日に仕事を抜けて会いに行ったのが、生きてるオフクロに会った最後の日になりました。

肩で呼吸をしながら眠るオフクロに、

生んでくれてありがとう
育ててくれてありがとう
ずっと応援してくれてありがとう
あなたの子供で幸せだったよ

と、ぼくの気持ちを伝えましたがどうだろ
伝わったかなぁ…

元気なうちに言えばよかったんですけど、やっぱほら、照れくさいじゃないですか。
ぼくは両親が大好きで感謝の気持ちしかないんですが、オヤジがまだ元気なうちに感謝の気持ちを伝えなきゃとは思うんです。
でもやっぱりほら、照れくさいじゃないですかw

でも、
もっといっぱい話したかったな
もっといっぱい美味いものを食べに行きたかったな
なんて思ってももうできませんからね。
気持ちは伝えた方がいいでしょうかねぇ…永遠の課題です。

思えば7年前の温泉が、家族で行った最後の旅行になりました。

その時もだいぶ認知症が進行してたんですが、好きな薄紫色のこの花の写真を撮れってずっと言ってたなというのが思い出です。


◆ 葬儀は

2月3日に行いました。

コロナやインフルエンザが流行っているのと、オフクロの友人たちも高齢なので、家族葬でいいかなと思ったんですが、女性会議や婦人会の議長をやってたり、数十組の仲人をしたりと交友関係の広いオフクロだったので、参列者が来るのを見越して家族葬よりはちょっと広い会場にしたんですが…

葬儀場の近隣が渋滞するほどたくさんの人がお別れに来てくれました。
多くの人に慕われてたんですねぇ。
皆さま、本当にありがとうございました。

ぼくは仕事があるので葬儀場とショップと火葬場を行き来してたんですが、そんなぼくの状況を知る従弟たちが休みを取って来てくれて親父たちの世話をしてくれました。ホントにありがとう。


◆ 葬儀が終わると

次は諸々の手続きがあります。
役所や各方面に書類を出したり手続きをしたりと結構忙しく、なんだかんだでどんどん時間が過ぎていき、1カ月でようやく一段落という感じ。

ぼくの同居している家族で亡くなる人が出るというのが初めてだったんでホントにいろいろと大変でしたが、なんとか無事に乗り切ることができました。

ここからゆっくりと遺品の整理や家の片づけをすることになります。

ぼくもこうして自分のブログに書き残すことで、気持ちに一区切りついた気がします。
今日でちょうどひと月。ぼくもこれから日常に戻っていきます。

母ちゃん、今まで本当にありがとう。
ゆっくり眠ってね。

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