PR

1/35 スタンディングトータス #3 ~パーツ磨きは自分磨き~

◆いやぁ
早くも暑いです。まだ梅雨も明けてないのに。

作業部屋もそろそろ昼間は30℃くらになってます。
モデラーにとってはイヤな季節がやってきますよね。
嗚呼、空調完備の作業部屋を持ってるセレブが裏山Cですなぁ。

さて、前回で脚部は峠は越えましたが、足甲のアーマーもちょっと面倒くさい部分です。

このアーマーって、独特の丸っこいカタチなんですが、そのまま組むとデカすぎるので、リベットのパーティングライン(2㎜)からスパッとカットしちゃったりします。

しかし、今回は足首を延長してるので、そのままでもさほど大きく見えません。
ただし、そのままだと取り付け方法も微妙なうえ、何もしないと下方向に全く動かないので、ポーズを付けると浮いてしまいます。

この問題を解決しながら後ハメ化しないといけません。

取り付け部を右のように加工。
1㎜の穴を空けました。

それに合わせアーマーも右のように加工。
1㎜の真鍮線を通します。

さらに、下方向に動く時に干渉する後ろ側をグッと削り込みます。
この後、写真の状態よりももっと削りました。

次は右ひざのステーですが、その前に脛部と足首の接着と合わせ目消しをやります。

古いキットなのでパーツが歪んでいるうえ、改造してるので合わせ目は隙間と段差のオンパレード。
黒瞬着を大胆に盛り付け、ひたすら削っていきます。

思い起こせば、子供の頃旧キットしかなかった時代、初めて合わせ目を消した作品の現物を見た時の衝撃は凄まじかったですね~。
別次元の上手さに見えましたもん。

どうやってやるんだろ?
と仲間みんなでいろいろ調べて、パテを使うようになるんですけど、最初のうちはヤスリ跡が残っちゃって…。
この「完璧に合わせ目を消す」という作業って、基本工作でありながら意外に難しいと思うんです。

ぼくのももちろんですが、上手い人の完成品でさえ、鉄砲なんかにうっすら合わせ目が見えるような作品もよく見ますし。

子供の頃の感動を忘れないように、合わせ目は完璧に消さないといけませんよね。
そう、

パーツ磨きは自分磨きなんですよ!

…こんな事を考えながらやってるって事はよっぽど時間かかってるんですよ。お察しのようにw

この4パーツで処理に3時間以上かかりました。大苦戦です。
でも、その甲斐あってキレイに仕上がりましたよ!

甲のアーマーは、リベットを削り落として打ち直します。
右側はガイドにするのでまだいじってません。

あ、ひざ裏のアーマーも忘れてました(汗)
アレも結構面倒臭そうな感じですよね…

カメだけになんだか進みませんね…www
でも、だんだんカタチになってきてテンションも上がってます。
頑張るじょ~!

◆そうそう
今回のように、つか、ぼくのはいっつもなんですが、黒瞬着をドバドバ盛ったり、プラ板の積層を削り出したりするのに不可欠な棒ヤスリ。

今までいろんなのを使ってきましたが、こないだたみーさんからもらったこのヤスリ!

すっごいキレ味です♪
削った跡もキレイなんで、すごくいいです♪

荒削りの時間が半分になりました。
どこのなんて言う商品かはわかりませんが、たみーさん、ありがとう

コメント